救急科

2次救急医療機関として、主に救急車の円滑な受け入れと地域の医療機関および老人介護施設からの救急要請に対応します。また、病院を受診された患者様もトリアージ・ナースが対応し緊急性・重症度に応じて救急科で診察します。
いわゆる北米型のERとして機能するよう日中は救急科専門医が常駐し初期診療を行い、各専門診療科と密接な連携をとって入院治療ができる体制が整っております。

休日・夜間の当直帯では当直医師が診療を行い、必要に応じて各専門医と連絡をとりながら適切に対応いたします。
「よろず何でも診る診療体制」を目指し、また救急といえども「きめ細かく優しい医療の提供」が出来るよう心掛けております。

北米型ERとは

全ての救急患者様（救急車による来院および自力での来院）を断ることなく受け入れ、ER（救急救命室）で初期診療を行い、入院の必要のある患者様は各専門診療科に振り分けるシステムです。

初期診療とは

「診断」、「初期治療」、「アドバンスド・トリアージ」の3つの概念からなります。特に「アドバンスド・トリアージ」が大切で、診断・初期治療も含め来院された患者様に緊急処置が必要なのかどうか、ERではどこまで行うのか、診断・初期治療が終了後帰宅してよいか、あるいは入院が必要なのか、帰宅していただいた場合の専門外来受診の必要性、入院が必要ならどの専門医をいつ呼ぶのかなどの判断を行うことです。

ERでは自力で来院された患者様はトリアージ・ナースが最初に対応し、緊急性・重症度を判断して優先的に診療を行っており、診察の順序が変わる場合があります。