パーキンソン病とは
パーキンソン病では、黒質に異常が起こって正常な神経細胞を減少させるため、そこでつくられるドパミンの量が低下し、黒質から線条体に向かう情報伝達経路がうまく働かなくなっている状態ということがわかっています。
「ドパミン」ってなに?
「ドパミン」は神経細胞同士の情報伝達を行う物質のうちのひとつです。
わかりやすく例えるなら、体をスムースに動かすために脳からでてくる潤滑油のようなものであると言えると思います。
パーキンソン病の症状は
- 手足がふるえる(振戦)
- 動きが遅くなる(無動)
- 筋肉が硬くなる(固縮)
- 体のバランスが悪くなる(姿勢反射障害)
これらは「運動症状」と呼ばれます。
パーキンソン病の非運動症状
- 自律神経系症状 便秘、排尿障害、起立性低血圧、体温調節障害
- 睡眠障害 不眠、むずむず脚症候群、REM睡眠行動障害
- 精神症状 抑うつ、不安、無欲状態、幻覚、妄想
- 認知機能障害
- その他 嗅覚障害、痛み、息苦しさ、倦怠感
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船橋総合病院 脳神経内科外来